世界とのつながり方

2 感受性の強さとの付き合い方

“他人の感情に深く共感し、影響を受けやすい高い感受性”

これはすべての人が持っているものではない――
そう知ったのは、ずいぶん大人になってからのことだった。

自分がそうした特性を持つことを
深く理解し、受け入れたつもりでも、
どうすることもできない周囲の出来事に
心を揺らす自分は変わらなかった。

いま、周囲で起こる環境の変化の中で、
心身ともに健やかでいるために、
これまで“どうにもならない”と思っていた
「高い感受性」との付き合い方を見直すことにした。

――新しい付き合い方。
それはこう決めたこと。

『わたしが整えば、世界も整う。
 そういう世界に、きょうから生きる。』

たとえば――

・身近な人から感情の波を感じたとき(怒りやSOSなど)
 ▷ その問題は相手のもの。
   自分が背負うのではなく、相手を信じて寄り添う。

・余韻が残るとき(過去の言動や場の空気を反芻してしまうとき)
 ▷ 自分の外側に“膜”を張るように、
   まとわりついた空気を静かに遠ざけ、
   自分と余韻のあいだに余白をつくる。

これまでのわたしの愛が
自己犠牲をいとわない“母性的な愛”だったのなら、
これからは、相手を信じて見守る“父性的な愛”へと変えていく。

即座に動く優しさから、
存在そのものが癒しとなる優しさへ。

――そうした形で、世界と関わっていきたい。

どうかこの方法が、
同じような感受性で悩む誰かの、
生き方を解放するひとつのきっかけになりますように。

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