自分の外側の理由で起こっていた混沌が、
少しずつ小さくなり、方向を見出しはじめた頃――
今度は、自分の内側の混沌と向き合うことになった。
秩序を愛し、整った世界を慎重に選んできたわたしにとって、
“混沌”は、近づくことをためらう存在だった。
「混沌=無秩序で入り混じり、予測不能で変化する状態」
それは、危険とほとんど同義だと思って避けてきた。
けれど、これまでとは違う生き方を始めた今のわたしにとって、
混沌を避けることは、変化を避けること。
ずっと強いブレーキを踏んだまま生きていたことに、
ようやく気づいた。
思えばこれまでの人生が、
なぜか同じところをループしていた理由のひとつも、
ここにあったのだと思う。
これからは、秩序を愛しつつ、
混沌と手をつなぎながら生きていく。
わたしの中で両者が静かに交わるとき、
世界はやさしく、動き出す。


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